五周年を飾る世界観は「交差」
イベント名である「夜空と交差する森の映画祭」に含まれる単語「交差」から世界観を構築。時間を表現する接続詞である「そのとき。」「いつか、」「それから、」「そして、」をステージ名として4つの交差"点"を具現化した。
栃木県の巨大サーキットで開催
バイクレースの最高峰『MotoGP™世界選手権 日本グランプリ』が開催される国際サーキットとしても知られる「ツインリンクもてぎ」にて開催。同施設初のオールナイトイベントとなる。
場所や人からページを手に入れる
会場内、スタッフや映画出品者・来場者などから手に入れることができる追加ページを収集していく形式のパンフレットで「交差」を表現。来場者が様々な交差を産み、全員が異なるパンフレットをつくりあげることを意図した。
いつだって、
その瞬間には気づけない。
運命は絶えず変わり続けている。
私たちは日々に潜む見えない交差点を
行き交いながらも進み続けることしかできない。
そして、森のなかを進み続ける夜の間に、
「その瞬間」と映画の世界が行き交うとき、
目の前の道に新たな交差点が作り出される。
そのとき。
いつもと同じ夜の色
いつもと同じ人の影
瞬きを繰り返す街灯を横目に
いつもの道をいつも通りに歩く
ふと
青信号に足が止まると
目の前を横切る未だ知らない道が
意識の中に駆け込んできた
この夜の交差点に
いつもの日常と新しい感覚
二つの世界が交差した そのとき。
いつか、
歩き続けて行き着いたのは
生き物たちが命の火をもやし
そして消えてゆく場所
全てが出会い 別れ 巡る場所
暗い森の中で
揺らめく静かで熱い青い炎の光る場所
いつか、この森を この夜を
思い出す日がくるのだろうか
巡りゆく時の中で それは
今夜なのか 明日なのか
それとも来世なのかはわからないけれど
それから、
どうやら
大きな星のまわりを ぐるぐるとまわっている
気づいた時には もうこうしていて
昨日 となりにいた誰かさんは
なにかがこつんと ぶつかった拍子に
これまでとは違う 何処かへ
今日 通りかかるのは誰かしら
これまでも これからも
ゆっくり流れていくのだろうけれど
これはいつまでなのか どこまでなのか
知ることはないのだろうね
そんなことを考えて それから、
そして、
階段の先に 蝶がひらひらと舞う
その羽ばたきに どうしようもなく惹かれ
色鮮やかな扉へと たどり着いた
導かれるようにして来た気もする
意志を持って来た気もする
分かるのは ずいぶん遠くに来てしまったことだけ
蝶はもういない
扉の向こうに広がるのは 蝶よりも色鮮やかな世界
だからどうか 今夜だけは
一瞬に目を凝らして この彩りを焼き付けたい
そして、
コレクション型パンフレット
世界観である「交差」を、ページを集めることで表現。デフォルトのページに加え、追加ページである《ものがたりのかけら》を会場内、もしくはスタッフや来場者・映画出品者から手に入れることができる。会場内では名刺交換ならぬページ交換があちこちで起き、出会いという交差を物理的なものとして保存することを目指した。また、ページ作成は公式ウェブサイトからエントリーできた。
栃木県 ツインリンクもてぎ
MotoGP™世界選手権、SUPER GT、スーパーフォーミュラなど国内外のトップレースをはじめアマチュア選手が楽しめる耐久レースも多数開催するサーキット。グランピングや空中アスレチック、巨大な立体迷路など家族みんなで遊べるアトラクションなども併設されている。サーキットという長い道を人生になぞらえた。
イベント名
夜空と交差する森の映画祭2018
日時
2018年10月6日(土)オールナイト開催
10月6日(土) 受付開始 14:00 上映開始 18:30
10月7日(日) 上映終了 05:00
会場
栃木県芳賀郡茂木町 ツインリンクもてぎ
世界観
交差
ステージ・ブース
・映画上映ステージ4箇所
- そのとき。
- いつか、supported by UPLINK
- それから、
- そして、
・飲食
- ポップコーンベアーズ・キッチン
・物販
- モリス・マーケット
・森と星空のキャンプヴィレッジ
・サーキット テントサイト
上映作品
51作品 (長編映画4本/短編47作品)
「ベイビー・ドライバー」( 監督:エドガー・ライト / 出演:アンセル・エルゴート ) /「エターナル・サンシャイン」( 監督:ミシェル・ゴンドリー / 出演:ジム・キャリー ) /「秒速 5 センチメートル」( 監督:新海誠 / 声・水橋研二 ) /「赤色彗星倶楽部」( 監督:武井佑吏 / 出演:羽馬千弘 ) /「AYESHA」( 監督:小原正至 / 出演:島本須美 ) /「公衆電話」( 監督:松本 動 / 出演:菅井 玲 ) /「IMC」( 監督:ArK (A.T. と近藤勇一のユニット ) / 出演:神永 圭佑 ) /「世界で一番最後の魔法」( 監督:森田 博之 / 出演:中神円 ) /「霞立つ」( 監督:永井和男 / 出演:渡邉みな ( めがね )) /「MoBrain」( 監督:二羽恵太 / 出演:殿畑綾梨 ) /「予定は未定」( 監督:磯部鉄平 / 出演:屋敷紘子 ) /「映画の妖精 フィルとムー」( 監督:秦俊子 / 出演:) /「いきうつし」( 監督:田中晴菜 / 出演:岡慶悟 ) /「ミズノの帰還」( 監督:佃 光 / 出演: 松田尚子 ) /「FILAMENT」( 監督:田中 大貴 / 出演:藤井 草馬 ) /「『コメディ』」( 監督:高山康平 / 出演:加藤理恵 ) /「オクサワ珈琲店」( 監督:浅野光太郎 / 出演: 溝口奈菜 ) /「ニジェール物語」( 監督:西岡眞博 / 出演:神野恵子(ナレーション)) /「インスタントカメラ」( 監督:鈴江誉志 / 出演:飯塚旭 ) /「ひこうき雲」( 監督:柴口 勲 / 出演:前田紘輝(中学3年)) /「一晩中」( 監督:西海一紗 / 出演:小西桜子 ) /「Rain」( 監督:安藤恵哉 / 出演:小田中里菜 ) /「太宰橋」( 監督: 今尾 偲 / 出演:黒柳友里 ) /「シンデレラのさえずりを聞け」( 監督:中野 森 / 出演:松田彩希 ) /「カップケーキ」( 監督:張大尉 / 出演:山岡竜弘 ) /「夜間飛行」 (監督:三宅美奈子/出演:増田真彩)/「βカロテンはクズを救う。」(監督:藤原里歩/出演:松林慎司)/「想像してごらん」(監督:堀井彩/出演:村田啓治)/「それでもおとめは荒野をめざす」( 監督:小野光洋 / 出演:篠原瑞貴 ) /「終の風」( 監督:市原俊幸 / 出演:忠海蓉子 ) /「THE SEA」( 監督:佃 尚能 / 出演:) / 「ZOB」( 監督:竹中貞人 / 出演:佐野晋平 ) /「あの日の伝言」( 監督:遠藤健一 / 出演:石田卓也 ) /「土曜日ランドリー」( 監督:東かほり / 出演:宇乃うめの ) /「玉手箱」( 監督:渡 猛 / 出演:会田 将巳 ) /「恋」( 監督:松本優紀 / 出演:中山柚里奈 ) /「なぎさ」( 監督:古川原 壮志 / 出演:遠藤健慎 ) /「上々」( 監督:小川徹 也 / 出演:希代彩 ) /「夢色の木漏れ日」( 監督:斉藤友和 / 出演:小林万里子 ) /「漂流ポスト」( 監督:清水健斗 / 出演:雪中梨世 ) /「パンプキンレクイエム」( 監 督:近藤勇一 / 出演:谷内里早 ) /「声」( 監督:串田壮史 / 出演:永井秀樹 ) /「ファットボーイ・スリムガール」( 監督:かげやましゅう / 出演:芋生悠 ) /「RICE BALL」( 監督:大石 結介 / 出演:栗原 英雄 ) /「ドレスはあなたを今日一番の敵に向かわせる。」( 監督:荒川ちか / 出演:若杉凩 ) /「空蝉の夕」( 監督:岡本和城 / 出演:近藤勇磨 ) /「Bullying and Behavior」( 監督:田村祥宏 / 出演:Souma ) /「ふゆとゆき」( 監督:ちばひなこ / 出演:中尾有伽 ) /「牛の後ろ」( 監督:吉尾祐 紀 / 出演:天野はな ) /「優しい彼氏」( 監督:コヤマタイガ / 出演:シイナナルミ )
飲食出店
合計8店舗
オフィシャルドリンク「夜空のドリンクスタンド」メインバー & サブバー(by WONDER WANDERES) / キミドリ / 世界の丼∞遊流人∞ユルト / PRIMAL CUBANO / カキマゼヌードル チドリ アジアンカフェ食堂 チャナリーフ / Quramoto753 / 森のキッチンどんぐり
企画
・トーク企画
-「ミニシアターって何?映画の配給宣伝、映画館運営についてお話します」(UPLINK)
-「重なり合う瞬間 ~『交差』を描いた映画たち~」(SYO / ミヤザキタケル)
-「2018 年、今までとこれからの映画を振り返る」(シネマズ PLUS)
・ワークショップ
「カラフルランタンづくり」「アロマ・ジェルキャンドルづくり」「革りぼん」「TOMOSHIBI POST」「毛糸でもこもこパンフカバー」「sharetrade」
・現在の影が映る場所(影絵あそびスポット)
・過去と未来が交差するおみくじ
・ショップ
「夜空と星の雑貨店」(オフィシャルグッズショップ)「Pinkoi マーケット」「CHUMS×HONDA ACCESS ショップ」
・参加型パンフレット(ものがたりのかけら集め)A ACCESS ショップ」
・参加型パンフレット(ものがたりのかけら集め)
サポーター
CHUMS×Honda Access / UPLINK / Filmarks(フィルマークス)/ ろまんちっく村 / Pinkoi / She is AIGLE / シネマズPLUS / HONDA / レントシーバー / dmenu / BLUE MAGIC
主催
森の映画祭実行委員会