FOREST MOVIE FESTIVAL 2018
夜空と交差する森の映画祭2018

夜空と交差する森の映画祭2018

野外映画フェス

2018年10月6日(土) オールナイト開催
栃木県茂木町 ツインリンクもてぎ

特設サイト ティザーサイト

五周年を飾る世界観は「交差」

イベント名である「夜空と交差する森の映画祭」に含まれる単語「交差」から世界観を構築。時間を表現する接続詞である「そのとき。」「いつか、」「それから、」「そして、」をステージ名として4つの交差"点"を具現化した。

栃木県の巨大サーキットで開催

バイクレースの最高峰『MotoGP™世界選手権 日本グランプリ』が開催される国際サーキットとしても知られる「ツインリンクもてぎ」にて開催。同施設初のオールナイトイベントとなる。

場所や人からページを手に入れる

会場内、スタッフや映画出品者・来場者などから手に入れることができる追加ページを収集していく形式のパンフレットで「交差」を表現。来場者が様々な交差を産み、全員が異なるパンフレットをつくりあげることを意図した。

いつだって、
その瞬間には気づけない。

運命は絶えず変わり続けている。
私たちは日々に潜む見えない交差点を
行き交いながらも進み続けることしかできない。
そして、森のなかを進み続ける夜の間に、
「その瞬間」と映画の世界が行き交うとき、
目の前の道に新たな交差点が作り出される。

そのとき。

いつもと同じ夜の色
いつもと同じ人の影
瞬きを繰り返す街灯を横目に
いつもの道をいつも通りに歩く

ふと
青信号に足が止まると
目の前を横切る未だ知らない道が
意識の中に駆け込んできた

この夜の交差点に
いつもの日常と新しい感覚
二つの世界が交差した そのとき。

いつか、

歩き続けて行き着いたのは
生き物たちが命の火をもやし
そして消えてゆく場所

全てが出会い 別れ 巡る場所
暗い森の中で
揺らめく静かで熱い青い炎の光る場所

いつか、この森を この夜を
思い出す日がくるのだろうか
巡りゆく時の中で それは
今夜なのか 明日なのか
それとも来世なのかはわからないけれど

それから、

どうやら
大きな星のまわりを ぐるぐるとまわっている
気づいた時には もうこうしていて

昨日 となりにいた誰かさんは
なにかがこつんと ぶつかった拍子に
これまでとは違う 何処かへ
今日 通りかかるのは誰かしら

これまでも これからも
ゆっくり流れていくのだろうけれど
これはいつまでなのか どこまでなのか

知ることはないのだろうね
そんなことを考えて それから、

そして、

階段の先に 蝶がひらひらと舞う
その羽ばたきに どうしようもなく惹かれ
色鮮やかな扉へと たどり着いた

導かれるようにして来た気もする
意志を持って来た気もする
分かるのは ずいぶん遠くに来てしまったことだけ
蝶はもういない
扉の向こうに広がるのは 蝶よりも色鮮やかな世界

だからどうか 今夜だけは
一瞬に目を凝らして この彩りを焼き付けたい
そして、

コレクション型パンフレット

世界観である「交差」を、ページを集めることで表現。デフォルトのページに加え、追加ページである《ものがたりのかけら》を会場内、もしくはスタッフや来場者・映画出品者から手に入れることができる。会場内では名刺交換ならぬページ交換があちこちで起き、出会いという交差を物理的なものとして保存することを目指した。また、ページ作成は公式ウェブサイトからエントリーできた。

栃木県 ツインリンクもてぎ

MotoGP™世界選手権、SUPER GT、スーパーフォーミュラなど国内外のトップレースをはじめアマチュア選手が楽しめる耐久レースも多数開催するサーキット。グランピングや空中アスレチック、巨大な立体迷路など家族みんなで遊べるアトラクションなども併設されている。サーキットという長い道を人生になぞらえた。