昨年は愛知県西尾市の離島・佐久島にて実施。人口230名の島に1700名を動員する。船で島へ渡ること自体をストーリーに落とし込み、「しゅわしゅわ」という世界観で、"真夜中に抜け出して"や"放課後、伸びた影と"、"祭囃子の隙間から"など独特なステージが一夜限り現れた。「アバウト・タイム」（監督：リチャード・カーティス）や「溺れるナイフ」（監督：山戸結希）など37作品を上映。

　第三回目は、前年度に引き続き山梨県北杜市で開催。現実と夢の境目がわからなくなるような「ゆめうつつ」な世界を、ある人が見た夢で表現。女性がお風呂でうたた寝して見た"お風呂のすいへいせん"やサラリーマンが終電で見た"みしらぬ駅"など。2700名ほどの動員で、「アメリ」（監督：ジャン＝ピエール・ジュネ）や「ソラニン」（監督：三木孝浩）、「パプリカ」（監督：今敏）など57作品を上映。

　第二回目は、場所を変えて山梨県北杜市へ。「ぼうけん」を世界観に、沢付近につくった"ロマンティック・バレー"や、森の奥に潜む"ミステリー・フォレスト"など計4つのステージで映画を上映。この年からキャンプも楽しむことが出来るようになり、2300名ほどを動員。「ビッグ・フィッシュ」 (監督：ティム・バートン)や「くちびるに歌を」(監督：三木孝浩)など51作品を上映。

　第一回目の開催。長瀞のトレイラーハウスのあるアメリカンライクなキャンプ場を貸し切り開催。木々の上方に設置されたスクリーンを寝そべって見上げて映画を観る"フォレスト・ステージ"や、長瀞ならではの石畳を利用した"ザ・ロック・ステージ"などが特徴。1000名ほどを動員し、「ハンガー・ゲーム」(監督：ゲイリー・ロス)や「時をかける少女」(監督：谷口正晃)など47作品を上映。